立石流をやられてどのように立ち回ればよいかわからず困っていた時期が僕にもありました。今回は過去の自分のような方の一助になればと思い、立石流の対策を紹介しようと思います。今回紹介する指し方は、個人的には立石流対策の決定版ではないかと思うほど強いです。なお居飛車が後手の想定で進めていきます。
初手からの指し手
▲76歩△84歩▲66歩△34歩▲68飛△62銀▲48玉△14歩▲16歩△42玉▲38玉△32玉▲75歩△85歩▲78金(基本図)
基本図以下の指し手
△86歩▲同歩△同飛▲65歩△84飛▲87歩△52金右▲22角成△同銀▲88銀△74歩▲同歩△同飛(第一図)
△74歩が相手の▲75歩を逆用した動きです。立石流にはこの手が急所だと思っています。第一図で▲82角なら、△73角▲同角成△同桂▲82角△45角▲77歩△78角成▲同飛△81金(A図)と角を殺して後手良し。
第一図以下の指し手
▲77銀△73桂(第二図)
△73桂に▲82角なら、△88歩▲同銀△45角(B図)で先ほどの変化と合流します。第二図では、▲28玉、▲48銀、▲48金が考えられる手だと思いますので順にみていきましょう。
第二図以下の指し手
▲28玉△88歩▲同銀△15歩▲同歩△78飛成▲同飛△67角(第三図)
▲28玉は自然な手ですが、△88歩が厳しいです。▲同金なら△79角▲58飛△65桂(C図)で優勢。▲同銀よりないですが、△78飛成の強襲が成立しました。△67角と打った第三図は後手が有利な形勢です。以下、▲58飛、▲48飛なら△65桂、▲79飛なら△68金となります。
第二図以下の指し手
▲48銀△15歩▲同歩△17歩▲同香△18歩(第四図)
▲48銀も自然な手に見えますが、端から攻められたときに壁になっている意味もあります。よって、△15歩が良い手です。第四図は、▲28玉なら△85桂(銀を逃げると△78飛成で終了)、▲28角なら△45角で次の△78角成~△65桂と△65桂を見せれば優勢です。大体▲28角みたいなヘボい角打たせて悪い理屈がありません。
第二図以下の指し手
▲48金△85桂▲86銀△59角▲58飛△86角成▲同歩△69銀(第五図)
次に▲48金を見ていきましょう。この手は損のない手に見えますが、△59角の傷ができるデメリットもあるのです。これに対しては△85桂とします。▲88銀なら△59角▲58飛△77歩▲79金△48角成▲同飛△67金(D図)で後手有利です。よって▲86銀ですが、△59角が厳しく、第五図は後手がはっきり良いですね。
まとめ
立石流には飛車を84(先手なら26)にひいて、△74歩から仕掛けていくのがポイントです。あと、序盤に端歩の交換を入れておくのも忘れないようにしましょう。△15歩と手を作っていく将棋が多いからです。実際に解説した手順の中にも、△15歩という手があるのがお分かりいただけると思います。なお、本編では触れていませんが、下図から、△88歩▲同銀△65桂(E図)という仕掛け方もあり、これも覚えておいて損のない手順です。立石流はそこまでやられることが多い戦法ではありません。ただ、四間飛車党の人が変化球としてやってくる場合があるのでこの記事で対策を完璧にしていただければと思います。

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