雁木をやると、右四間飛車をやられる可能性もあります。今回は、その右四間飛車に対してどのように指すかを紹介していきたいと思います。
目次
対右四間飛車は受けつぶす
右四間飛車に対する方針は、「とにかく受けつぶす」です。右四間飛車は、攻めて攻めて攻めつぶそうという戦法です。そんな相手にはこちらも、受けて受けて受けつぶしますよという気概で臨みましょう。しかし、読者の中には「自分から攻めないと勝てなくね?」と思われた方もいるでしょう。まずはは下の図をご覧ください。先手が右四間飛車、後手が雁木ですが、後手にはここから△74歩から△73桂など指したい手がたくさんあるにもかかわらず、先手にはあまり有効な手がありません。よってこの局面ではすでに、先手が▲45歩と仕掛けざるを得ない局面なのです。なお、基本図で先手が▲45歩以外の手を指すとしたら▲16歩や▲96歩のような手です。▲96歩に対しては△94歩と受けていいのですが、▲16歩には△14歩とうけないほうがいいです。理由は追って説明します。
すぐに▲45歩
基本図からの指し手
▲45歩△同歩▲22角成△同玉(第一図)
右四間飛車の▲45歩には△同歩と取れるように組むことが大切です。▲22角成にも△同玉と取ります。△同金は少し玉が狭いのでおすすめできません。。第一図からは、▲77角、▲35歩のような手段が考えられます。なお、第一図で▲45銀や▲45飛なら△44歩で何も起こりません。
第一図からの指し手
▲77角△12玉▲16歩△64角▲47金△44銀右▲15歩△55歩(第二図)
▲77角には△12玉とするのが重要な一手です。先程▲16歩△14歩の交換は入れないほうがいいといいましたが、その交換が入っていると△12玉に▲15歩とつかれて困ってしまいます。それでも先手は▲16歩~▲15歩と端を狙いますが、△64角が好手。△55歩(第二図)で先手の攻めを受け止めることができました。
第一図からの指し手
▲35歩△同歩▲71角△84飛▲45桂△44銀左▲34歩△55歩(第三図)
▲35歩が最も厄介な手で、△同歩に▲71角~▲45桂~▲34歩と激しく攻め込まれます。しかし最終手△55歩が飛車の横効きを通す好手で何とか受け止められそうです。実際、ここで▲47銀なら△45銀、▲65銀なら△37角で後手有利です。
第三図からの指し手
▲44角成△同銀▲55銀△43歩(第四図)
▲44角成が強手です。△同銀は必然ですがここで▲55銀!これに△同銀は▲33銀△同桂▲同歩成△同金▲同桂成△同金▲41飛成で先手優勢です。しかし、△43歩(第四図)でギリギリ後手が余していると思います。評価値も後手に200点ほど振れています。
▲45歩保留
基本図からの指し手
▲16歩△74歩▲15歩△73桂(第五図)
今度は基本図から先手が▲45歩と仕掛けない場合も一応触れていきたいと思います。▲16歩~▲15歩は手待ちではなく、先程の△12玉を牽制している意味があります。
第五図以下の指し手
▲45歩△同歩▲22角成△同玉▲77角△44角▲45桂△77角成▲同桂△44銀左(第六図)
今回は▲66角に△12玉は▲14歩とされて危険です。なので△44角と角を合わせて受けます。第六図は次に△37角などの狙いがあり、後手が受け止めている形と思います。実際に評価値も後手に少し振れています。
第五図以下の指し手
▲66歩△94歩▲96歩△64銀▲67銀引△75歩▲同歩△同銀▲74歩△76歩▲68角△65桂▲同歩△45歩
(第七図)
最後に先手が駒組を続ける順を紹介します。右四間飛車は急戦に特化した陣形なので、あまり駒組みする順には不向きです。そのようなときは、雁木側から△64銀~△75歩と攻めてしまいましょう。第七図は桂損ながら先手が歩切れで角筋が止めにくいので後手がさせる形勢です。評価値も後手に200点ほど振れています。
まとめ
①方針は受けつぶし
②▲45歩には△同歩と堂々と取る(とれるように指し手を進める)
③▲45歩を見送って駒組してきたらこちらから仕掛ける
右四間飛車に対しては、徹底的に受けることが大切です。完璧に指すことは難しいですが、実戦の中で感覚をつかんでいただければと思います。
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