今回は端角中飛車に困っている人に向けて、端角中飛車戦法の対策を紹介していきたいと思います。実際に僕も、この指し方をすることで端角中飛車に対する勝率が著しく上がりました。このブログでは端角中飛車側が先手番として進めていきます。なので後手番の指し手を参考にしてください。これを読めば、明日からは自信を持って端角中飛車と戦うことができると思います。それではさっそく見ていきましょう!
初手からの指し手
▲56歩△84歩▲96歩△85歩▲97角△62銀▲55歩△52金▲58飛(第一図)
端角中飛車の狙い
ここから△42玉▲54歩とすすむと、既に後手が困っています。玉が間接的に角ににらまれているため△同歩と取ることはできませんが、放置しても▲53歩成△同銀▲54歩△64銀▲同角△同歩▲53銀で後手陣は壊滅状態です。つまり、後手の何気ない△42玉が悪手なのです。ここまで読んで「端角中飛車こえ―」となったかもしれませんが、端角中飛車の狙いはこれだけです。なのでこの狙いを看破すれば一気につぶされることはありませんので安心してください。
第一図以下の指し手
△42金直▲48玉△41玉▲38玉△32玉▲54歩△同歩▲同飛△53銀▲59飛△44歩(第二図)
細心の駒組
△42金直として41~32のルートで玉を囲います。そうすることで角筋を避けて安全に駒組をすることができます。端角中飛車の対策としてはそれだけで十分ですが、さすがにそれだけだと不安だと思いますので、ここから端角中飛車に対して具体的に良くする方法を一例として紹介していきたいと思います。なお、第二図から▲53角成△同金▲54歩△43金▲53銀は△52歩と受けておけば指し切りです。金や銀をぶち込まれた時の△52歩のような受けは汎用性が高く、覚えておくと良いと思います。
第二図以下の指し手
▲28玉△43金▲38銀△34歩▲68銀△45歩▲78金△54銀(第三図)
のびのびした陣形
第三図を見ていただければ、後手の陣形のほうが駒が前に進んでいることがお分かりいただけると思います。端角中飛車をとがめるために、第二図辺りの局面で△94歩~95歩と角頭を狙いたいとおもった方もいるかもしれませんが、△95歩▲同歩△同香の時に▲53角成~95香で二枚替えとなりあまりよくありません。それで悪いかは難しいですが、やるとしても本譜のように中央でポイントを挙げてから満を持してやるほうが良いと僕は思います。
対端角中飛車の考え方
①玉が角のラインに入らないように気を付ける
②中央の厚みで勝負する
③無理に動かずプラスな手を指す
①とにかく42玉(先手なら68玉)を上がらないことです。そして速攻を防いだ後は厚みを築く方針で戦っていきます。②端角中飛車は基本的に大ゴマを使った軽い攻めであることが多いため金銀を前に出してきません。なので金銀を使って圧迫していくことが重要です。端角中飛車は角を端に使っているため、中央の勢力争いで勝つことが出来ません。③対端角中飛車は持久戦模様になるとコチラが作戦勝ちになりやすいので、無理に動かず相手の攻めに備えつつプラスになる手を指し続けてください。対端角中飛車に限らず、相手が急戦を狙ってきたときは、しっかりと受けて攻めさせないようにすると良いです。そうすると相手はだんだん指してもプラスになる手がなくなってきます。そうなると相手は少し無理でも仕掛けざるを得なくなります。そこをうまくカウンターで勝つというのが、将棋における最高の勝ち方の一つと言えるでしょう。「攻めさせて勝つ」ということは非常に高度で難しいですが、強くなるためには必要なことだと思います最後に、僕がリアルでやったときは42玉を上がってしまったために完膚なきままに叩き潰されました。なので何度も言いますが、絶対に42玉を上がらないでください。

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