三間飛車で53銀型に組むのもよく見られる指し方です。今回は53銀型三間飛車を簡単に対策する方法を紹介していきます。
基本図
基本図までの手順は省略しますが53銀型三間飛車に▲66歩突く形の穴熊に組めばおおよそこのような局面になるのではないでしょうか。ここから後手は△65歩(基本図)と突く局面を考えてみましょう。この手はすごく自然な一手で、▲同歩なら△同桂で角と銀の両取りですし、居飛車が何もしなければ△66歩▲同銀△65歩▲57銀△64銀のように手厚い陣形を作ることができます。
第一図
第一図以下の指し手
▲68角△66歩▲同銀△65歩(第二図)
第二図
▲68角と引いて、次に▲65歩を見せます。後手としては6筋の位を取ることが目的ですから、△66歩▲同銀△65歩とするよりありません。
第二図以下の指し手
▲同銀△同桂▲66歩△45歩▲65歩△66銀▲同金△同角▲77角(第三図)
第三図
第二図以下▲77銀とする手も自然です。これでも悪いわけではないですが、将来的に△66香や△66桂などがうるさいのは少し気になるでしょうか。本記事では▲65同銀を推奨します。この手を紹介したいがために記事書いたみたいなところがあります。一瞬銀損しますが、▲66歩と打てば桂馬を取り返せます。何より、相手に65の位を取らせないことが大きいのです。後手がボケっとしていると▲46角が絶好になるので、△45歩~△66銀のように暴れてくるでしょう。先手は穴熊なので、第三図のように超強気に対応します。
第三図以下の指し手
△同角成▲同金△46歩▲37角△42飛▲46角△同飛▲同歩△39角▲78飛△57角成▲41飛(第四図)
第四図
第三図で△39角成なら▲68飛として△29馬▲11角成で次に▲64香があるので先手良し。△46歩は▲37角を緩和する意味ですが、それでも▲37角と打ちます。第四図まで自然な進行ですが、穴熊が深いので先手が有利といえるでしょう。
まとめ
・穴熊が深いので、結構強気に戦って大丈夫。▲37角の筋だけで手になる。
・終盤では桂香を64にぶち込んでいく。
53銀型三間飛車は6筋の位を取って厚みを主張する作戦です。つまり、6筋の厚みで負けなければ相手の作戦が失敗する可能性が高くなります。プロ間では最近あまり53銀型三間飛車は現れませんが、ネット将棋とかだとやられることが多いと思いますので▲65同銀だけでも覚えて帰ってください。

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