横歩取り青野流に対する後手の指し方

横歩取りは青野流が非常に強く、どのように対抗すればよいかわからない方もいると思います。今回は青野流に対する指し方を3つほど紹介していきます。気になった形をソフトで調べてみたり、棋書を読んでみたりしていただければと思います。
初手からの指し手
▲26歩△34歩▲76歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛△33角▲58玉(基本図)
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①先後同型
基本図からの指し手
△52玉▲36歩△76飛▲77角△74飛▲同飛△同歩(第一図)
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基本図から△52玉として、お互いが普通に指すと、第一図のような先後同型になります。先手としては、▲77角に代えて▲77桂(A図)と変化する手も考えられます。以下△55角▲22歩△33桂▲21歩成△42銀(B図)が一例です。ただ基本的には▲77角がほとんどなので、そちらをメインに研究した方がいいとは思います。
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第一図からの指し手
▲24歩△22歩▲83飛△82歩▲85飛成(第二図)
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第一図以下は▲24歩、▲37桂が候補手でどちらも実戦例が多いです。なお、第一図で単に▲83飛と打つのは、△82歩▲85飛成△64角▲46角△同角▲同歩△28歩▲同銀△27歩▲37銀△28角(C図)で先手が怖い形です。▲24歩△22歩の交換を入れておけば、先ほどの筋の△28歩がありません。第二図以下は、△24角や△51角が考えられる手で評価値は先手が若干良いです。ちなみに、△51角といわれても意味が分からないと思いますが、この手は次に△73角を狙っているのです。この先後同型では、△73角のラインが急所になるのも覚えておいてほしいと思います。
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第一図以下の指し手
▲37桂△77角成▲同桂△86歩(第三図)
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▲37桂には角交換して△86歩とします。第三図の局面は手が広く、普通に指すなら▲88歩、攻め合うなら▲65桂でしょうか。他にも▲22歩や▲82歩なども考えられます。▲88歩なら△64角▲38銀△28飛(D図)、▲65桂なら△87歩成▲同金△89飛▲88角△86歩(E図)でいずれも難解です。ここ以降の指し手は非常に難しく、研究しがいのある局面と思います。
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➁42銀型
基本図以下の指し手
△42銀▲36歩△41玉▲37桂△22歩(第四図)
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青野流に対して△42銀とする指し方も有力です。42の銀で▲45桂の筋を受け、22歩で角筋を受けているので青野流の攻めにしっかり対応できます。
第四図以下の指し手
▲38銀△72銀▲96歩△94歩▲35飛△74歩(第五図)
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第四図以降の指し手は一例ですがどう進んでも互角の範疇かなと思います。先手は▲87歩と打ちたいですが、△76飛と横歩を取られるのであまりうれしくありません。42銀型は先手がうまく動いていけるかの将棋になる印象です。
③26歩
基本図からの指し手
△82飛▲36歩△26歩(第六図)
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飛車を引いて△26歩を打つ将棋もあります。この手の意図としては、▲38金や▲28歩などと受けてくれれば利かしでしょうということです。ただもちろんそれで後手良しということはなく、難しい将棋です。また第六図で▲37桂という手もあります。これは一気に激しくなるのでお互いに怖いです。筆者がネット将棋で試したところ、結構▲37桂と指してくる方が多かったです(みんな好戦的ですねー)のできちんと勉強する必要があると思います。
△26歩関連でいうと、基本図から△52玉▲36歩△26歩(第七図)もあります。以下▲38銀△88角成▲同銀△55角▲87銀△同飛成▲同金△99角成▲23歩(第八図)と進み先手がさせるといわれていますが、実戦的には相当面白いと思いますね!
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第八図以下の攻防については、羽生九段著「現代調の将棋の研究」のテーマ18、「課題の局面と打開策」に詳しく載っているので、興味のある方は読んでみてください。

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